DovecotのIMAPサーバにRoundcubeでアクセスできるまで

この記事は GMOペパボ Advent Calendar 2018 - Qiitaの15日目の記事として書いてます。

業務においてたまにメールサーバ周りを調査することがあるのですが、今回メールサーバ側のインフラの基礎的な知識の学習のためDovecotを用いたIMAPメールサーバを構築し、そこにRoundcubeというWebメーラーでアクセスできるまでをやってみました。
技術的に調査したことなどは後日別でまとめて公開できればなと思っています。

また、普段はChefというRuby製のツールでインフラ構築していますが、今回はシュッとItamaeを使ってやってみます。こちらもRuby製のツール。

ゴール

  1. Dovecotを使ったIMAPサーバを構築
  2. LAMP環境を作りRoundcubeが動くサーバを構築
  3. RoundcubeからIMAPサーバにログインしてメールボックスが見れるようになる

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Roundcubeにログインした画面

TL;DR

試してみたい人向けに今回書いたItamaeでサーバ構築したコードのレポジトリは以下にありますので、Setup方法に沿ってコマンド叩けばできる…はず(汗) github.com

Dovecot

Linux/UNIXライクOS上で動作するIMAP/POP3サーバ
Dovecot

Roundcube

OSSPHP製のWebメーラーソフト
roundcube.net

構築環境情報

IMAPサーバの構成

  • Dovecot 2.2.10
    • 今回は動作確認が目的なので平文のパスワードで入れるような認証設定にしています

Roundcubeサーバで動くソフト

  • PHP 5.6.39
    • あと約2週間でEOL…
  • Apache 2.4.6
  • MySQL 5.6.42
  • Roundcube 1.3.8
    • 公式に全部入りのtarなどが配布されているのでそちらを使用しています

※ かなり手を抜いていて、各種ソフトのバージョンはyumでシュッと入るバージョンを使っています

手順

まとめ

  • Dovecotは今回で言うRoundcubeのようなメールクライアント(MUA)とやり取りする役割(MRA)なため、この環境だけではまだメール送信できません
    • メール送信するにはPostfixなどを入れる必要があります
    • そのあたり後日対応する予定
  • 今年はわりと記事的にはあっさりした感じですが後日内容を増やしていければと思っています(バタバタ)
  • あとはおまけでRainloopという似た感じのWebメーラークライアント用のレシピもあったりします